当院のスタッフが日々の様子をお伝えします。
ある無名兵士の詩
先日、讃美歌コンサートに行ってきました。
その中で歌われた『クレド（弱い者の信仰宣言）』がとても心に残りました。
この曲には、元となる詩があるそうです。
この詩は、南北戦争の時にケガをした南軍の１人の兵士が病院の壁に書いたと
言われており、現在もニューヨークにある物理療法リハビリステーション研究所の
受付の壁に、ある無名兵士の詩として刻まれているそうです。
少し長いのですが、この詩を紹介させていただきます。
《原詩：ある無名兵士の詩》
『大きなことを成し遂げるために
力を与えて欲しいと神に求めたのに
謙虚を学ぶようにと 弱さを授かった。
偉大なことができるように健康を求めたのに
より良きことをするようにと 病気をたまわった
幸せになろうと富を求めたのに
賢明であるようにと 貧困を授かった
世の人々の賞賛を得ようとして成功を求めたのに
得意にならないようにと 失敗を授かった
人生を楽しもうとして あらゆるものを求めたのに
あらゆることを喜べるようにと 命を授かった
求められたものはひとつとして与えられなかったが
願いはすべて聞き届けられた
神の意にそわぬものであるにもかかわらず
心の中に言い表せない祈りはすべて叶えられた
私はあらゆる人の中で 最も豊かに祝福されたのだ』
生きていれば、嬉しいことばかりではなく、悲しいことや苦しいことも
ありますよね。悲しみや苦しみはどうして自分が？？と思ってしまいます。
でも、その時には分からないけれど、そこには必ず意味があり、自分にとって
必要な経験なんだと後で気づくことができる、そんなことを教えられました。
祈りでささえられた復生病院で自分の役割を果たしていきたいです。